古い団地のリフォームは何故終わらない⁉️

2026年03月29日 17:07
カテゴリ: レポート日記blog
穴の空いた軒先天井を塞ぐ

現場で感じたリアル

2月の上旬からスタートしたリフォーム工事も、いよいよ終わりが見えてきました。
3月からはほぼ毎日のように現場に入り、本格的に作業を進めてきましたが、当初の予定よりも少し長引いてしまい、気がつけば3月も残りわずかです。

今回の現場は、いわゆる旧市内の団地。築年数も経過しており、図面通りにいかない箇所や、開けてみないと分からない部分が多く、「リフォームらしい現場」だったと感じています。

もともとのスケジュールでは、もう少し早く完了する想定でした。
しかし実際には、想定外の出来事がいくつも重なり、その都度オーナー様と相談しながら進めていく形となりました。

リフォームという仕事は、新築と違い「ここまでやれば完成」という明確なゴールが見えにくいものです。
例えば、壁を一部直したことで他の劣化部分が目立ってしまったり、設備を交換すると周辺とのバランスが気になったりと、進めれば進めるほど“もう少し手を入れたくなる”場面が出てきます。

そのため、「どこまでやるか」「どこで止めるか」という判断が非常に重要になります。
そしてこの判断は、施工側だけで決めるのではなく、オーナー様の考えや予算とのバランスを見ながら、丁寧にすり合わせていく必要があります。

今回も、そういったやり取りが何度もあり、その分どうしても時間はかかりました。
ですが、この工程こそがリフォームの品質を大きく左右する部分だと感じています。

さらに今回の現場では、駐車場が無いという条件もありました。
資材の搬入や職人さんの出入りにも工夫が必要で、作業効率に影響が出る場面も少なくありませんでした。

加えて、3月という年度末のタイミング。
他業種の職人さんも繁忙期に入っており、スケジュールの調整が難しく、思うように工程が組めない場面もありました。

内装の仕上げや大工工事、給湯器の交換といった専門性の高い工事については、それぞれの専門業者に依頼し、それ以外の細かい作業や手間のかかる部分、難易度の高い箇所については自分で対応しました。

例えば、細かな下地調整や、既存部分との取り合いの調整、ちょっとした加工や補修など、いわゆる「誰がやるのか曖昧になりやすい部分」です。
こういった作業は一つ一つに時間がかかりますが、仕上がりを左右する重要なポイントでもあります。

結果として、全体の工期はやや延びてしまいましたが、その分、現場の細部までしっかりと手を入れることができたという実感があります。

そして今回の現場で、もう一つ大きな収穫がありました。
それは「地域との繋がり」です。

特に3月はほぼ毎日現場に通っていたこともあり、ご近所の方と顔を合わせる機会が増え、自然と会話をするようになりました。
差し入れをいただいたり、「こんなこともお願いできる?」といったご相談をいただくこともあり、実際にその場で新しい仕事のご依頼に繋がるケースもありました。

今回のエリアは高齢の方や単身世帯の方が多く、「ちょっとしたことを頼める人がいない」という声もよく聞きます。
その中で、ホームリノベイターとして活動していることを知っていただき、「何かあれば頼れる存在ができた」と言っていただけたのは、とても印象に残っています。

大きな工事だけでなく、日常の中の小さな困りごとに対応できる存在。
それが今後ますます求められていくのではないかと、今回の現場を通して強く感じました。

リフォームは確かに時間も手間もかかる仕事です。
ですが、その分だけ現場ごとに違った学びがあり、人との繋がりも広がっていきます。

今回のように、古い団地や築年数の経過した物件のリフォームをご検討されているオーナー様は、工期や内容について余裕を持って考えていただくことをおすすめします。
そして、「どこまでやるか」を一緒に考えてくれる業者選びも非常に重要です。

当社では、リフォーム工事はもちろん、ちょっとした修繕や細かなご相談にも柔軟に対応しております。
「これ頼んでいいのかな?」という内容でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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