私たちの暮らしには、そろそろ変えた方がいいかもと感じる瞬間があります。
それはスマホだったり、お湯の出が悪くなった給湯器だったり、もしかすると雨漏りだったり⁉️――いずれも、“変え時”のサインが現れるタイミングです。
今回は、身近な3つの事例を通して、「タイミングを見極める力」の大切さを考えてみましょう。
◯見た目じゃ分からない不調
スマホは毎日手にする道具。
動作が遅くなった、バッテリーの持ちが悪い、OSのアップデートに対応しなくなった…そんな小さな違和感が積もってくると、そろそろ機種変更のタイミングです。
ただし、スマホは壊れていなくても使いにくくなっていくのが特徴。
数年単位で進化していくため、新機能に対応できなくなったり、アプリがうまく動かなくなったりすることもあります。
バックアップが取れない為『問題が表面化してからでは遅い』と、A○ショップの窓口言われました。
○気づいた時には広がっている
家屋のトラブルで特に厄介なのが『水』にまつわるトラブルです。
これは雨漏りを例ですが、小さな染みや天井のポタポタから始まり、実際には見えない場所でじわじわと被害が進行しています。
しかも、雨漏りは建物の構造にまでダメージを与える可能性があり、放置すれば修理費用が跳ね上がることもあります。
雨漏りは、気づいた時が“手遅れ寸前”ともいえる現象。
日頃から屋根や外壁の点検を行い、「もしかして?」の段階で専門家(ホームインスペクター)に相談することが、結果的には安心と節約につながります。
○10年がひとつの目安
給湯器にも寿命があります。
一般的に、耐用年数は10年程度と言われていますが、設置環境や使用頻度によって変動します。お湯の出が悪くなったり、異音がしたり、リモコンのエラー表示が増えたりしたら、故障の前兆かもしれません。
給湯器の交換は、壊れてからでは遅いケースもあります。
寒い時期に突然お湯が使えなくなると、日常生活に大きな支障(つい先日の事です)が出てしまいます。
メーカーの保証期間や設置からの年数を目安に、余裕をもって更新するのが望ましいかも…あくまでも理想論ですけど。
■ 共通するのは違和感に気づく力
スマホ、雨漏り、給湯器――ジャンルは違っても、いずれにも共通するのは、「小さなサインに気づけるかどうか」です。
完全に壊れる前、見た目に変化が出る前に、どれだけ早く“異常”をキャッチできるかが、暮らしの快適さを左右します。
大きな不調やトラブルが起きる前に手を打つ。
それは余計な出費を減らし、心の余裕にもつながります。
日々のメンテナンスやチェックリストの活用、気になったら専門家に相談する(ハンディーマンに聞いて下さい)ことを習慣にしておくと、思わぬ事態にも冷静に対処できます。
■ 見えないところに目を向ける習慣を
どんなものにも寿命はあり、どこかのタイミングで更新や修理が必要になります。
それは道具でも家でも同じ。
だからこそ、「まだ大丈夫だろう」と思い込まず、日常の中で“気づき”を意識していくことが大切です。
変え時を見極められる人は、結果的に損をせず、暮らしの質を高く保てるもの。
些細なサインに目を向ける習慣を、今から始めてみませんか?